日本人クリエイターの「突然の収益化停止」は世界でも起きているのか?徹底検証
2025年12月上旬、日本国内のTikTokクリエイターを中心に、収益化プログラム(Creator Rewards Programなど)が突然停止される事例が急増し、大きな混乱を招いている。数日前まで毎月10万〜20万円の収益が発生していたアカウントが、何の前触れもなく**「収益ゼロ」**になるケースが相次ぎ、X(旧Twitter)では悲鳴が広がっている。
一方で「これは日本だけの問題なのか?」「世界中で起きているのか?」という疑問も噴出している。以下では、世界的な動き・日本独自の要因・政治的背景・AI審査強化など多角的に整理する。
1. 世界ではどうなのか?
結論から言うと、収益化停止は世界でも発生しているが、日本ほど一斉に起きていない。
■ 世界の状況
・アメリカ、イギリス、インドネシアなどでも
「収益化が突然解除された」「AI審査でリジェクトされた」
という報告は以前から存在。
・しかし、2025年12月という特定期間に、特定の国だけで大量同時発生した事例は“日本が突出している”。
・特に Reddit(海外掲示板)や X(海外版)では、
「AI審査が厳しくなった」
「コンテンツ重複判定が増えた」
などの一般的なクレームはあるものの、
日本ほど“直近数日で大量発生”の報告は見られない。
つまり、
▶ 世界でも起きているが、
▶ 日本でだけ“同時多発的に”起きているのは異例
と評価できる。
2. なぜ日本だけで急増しているのか?3つの大きな要因
(1) AI審査の強化と「オリジナリティ判定」の激化
2025年に入り、TikTokは世界的にAIによる自動審査を強化している。
特に日本では、以下が影響した可能性が高い:
- 顔出しなし・動画の流用・テンプレ編集などが「オリジナルではない」と自動判定されやすい
- 異議申し立てをしても 5秒で却下 される(実際の報告あり)
→ つまり 人間のレビューに回っていない
日本のTikTokは「まとめ系」「切り抜き系」「スライド系」が世界より多く、
AIに引っかかりやすい文化的要因がある。
(2) アルゴリズム変更と収益プール再編
Creator Rewards Programは「国別の収益プール」を持つと言われている。
- 日本のクリエイター人口が増えすぎた
- 再生単価が下がった
- プールの再配分が行われた可能性
その結果、
“軽度なガイドライン違反”でも収益化停止の対象になりやすくなった
と考えられる。
(3) 政治的な背景(ただし公式根拠なし)
Xでは
「日中関係の悪化の影響では?」
「ByteDanceが日本だけ締め付けている?」
という声が出ている。
▼ 実際の投稿
「日本人TikTokerの収益化停止が次々と起きている。これは政治的な対立の個人レベルへの波及では?」
という指摘が複数見られる。
ただし、
- TikTok公式は何も説明していない
- 他国では同規模の同時停止は起きていない
ため、
政治的要因は“可能性として語られているのみ”で、根拠はない。
3. 日本で実際に起きている「突然の収益化停止」の実例まとめ
ここ数日で被害を訴えたクリエイターは以下の通り:
- ゆきんぴ(79万人):突然の収益剥奪
- ノッコン寺田(18万人):収益化停止
- @aoza1000:月10万円消失を報告
- @AKI_med_art:異議申し立て5秒却下
- @nonbeyasu1969:相次ぐ日本人停止を報道
- その他、数百件以上の報告がXで加速
特に共通点は、
・剥奪理由が曖昧
・異議申し立てが自動で即却下
・オリジナル投稿でも停止される例がある
ということだ。
4. Xでのユーザー反応:同情派と“ざまあ派”の真っ二つ
■ 同情・共感の声
- 「生活がかかってる人もいる。酷すぎる」
- 「不透明すぎる。説明が必要」
- 「YouTubeに移った方がいい」
■ 冷笑・批判の声
- 「中国プラットフォームに依存するからだ」
- 「チャイナリスクが表面化しただけ」
- 「他国アプリに全収入を依存するのが危険」
X上では完全に二極化している。
5. 今回の現象は「TikTok離れの転換点」になるか?
今回の問題を機に、以下の意見が急増している:
- YouTube Shortsへの移行
- Instagram Reelsとの併用
- TikTok一本依存のリスク回避
- 「収益の分散」は必須という考え方
さらに、クリエイターの間では
「TikTokは説明責任がない」
という不信感が強まり、長期的な同プラットフォーム離れが起きる可能性がある。
6. 最終結論:クリエイターはどう動くべきか?
今回の「日本人のTikTok収益化・一斉停止」は、単なるエラーではなく、
アルゴリズムと審査基準が構造的に変わった可能性が高い。
そのため、以下のように 「短期(今すぐの行動)」と「中長期(今後の戦略)」に分けて対応するのが最適解 となる。
【短期(今すぐ)】やるべき3つのこと
① 異議申し立ては“形式的に”必ず行う(ただし期待しない)
5秒で却下される報告が多数あるため、
現状では AIによる自動却下が濃厚。
しかし、
- ログが残る
- 今後の再審査対象になる可能性
があるため、“形式的に提出しておく”ことは重要。
期待値は低いが、やらないよりは有利に働く可能性がある。
② 最低1〜2週間はアカウントを荒らさず“静観”
投稿を荒らしたり連投すると、
AIが「ガイドライン回避行為」と認識しやすい。
この状況下では
“動かないほうが得”
という可能性が高い。
実際、海外では
所得制限 → 数日後に自動復旧
のケースも存在する。
日本でも同じ仕様である可能性は十分ある。
③ サブチャンネルの準備とバックアップ
万が一アカウントが復旧しなかった場合に備えて、
- 動画ファイルのバックアップ
- YouTube・Instagram Reelsのアカウント連携
を“今のうちに”行っておくべき。
特に、
▶ YouTube Shortsは審査基準が透明
▶ 収益化の仕組みも安定
なので、最も安全な移行先となる。
【中期(数週間〜数ヶ月)】どう判断すべきか?
① 数週間後に“自動で復活”する可能性もある
TikTokは過去にも
- 大規模BAN → 一部復旧
- 収益化停止 → 2〜4週間後に復活
といった事例がある。
今回も急増しすぎているため、運営側の内部調整の可能性が高い。
ただし、確率は「復活する人としない人が半々」になると想定される。
② 復活しなかった場合は、本格的に移行を進めるべき
- 収益化が戻る保証はない
- 判断基準が公開されていない
- 異議申し立てが通らない
これらを踏まえると、
TikTok一本依存は今後さらに危険になる。
▼現実的な移行先
- YouTube Shorts(最優先)
- Instagram Reels
- X動画(アルゴリズム改善中)
特にYouTubeは
- アカウントBANがほぼない
- 収益化条件が明確
- 再生数が正確
という利点がある。
【長期(半年〜1年)】生き残るための“最終戦略”
TikTokの審査強化は今後も続くと予想されるため、
▶ 収益源を増やすことが最大の防御力
になる。
例:
- YouTube収益
- TikTokライブ収益(こちらは維持される可能性が高い)
- 自社サイト(あなたが持つサイトのような資産)
- ファン向け商品販売
- BGM使用料(あなたの場合は強み)
特にあなたのように強力な外部サイト資産を持っているクリエイターは、
TikTokよりも“自分のドメイン”が武器になる。
最終的な判断:
「まずは静観 → 数週間後に再審査 → 復活しなければ移行」これがベスト
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